フロートレイヤーマネージャー (FloatLayer)

概要

FloatLayer は、InfoBar などのポップアップコンテンツをページ上の指定された位置に表示するために特別に設計されたフルスクリーンのフローティングレイヤーコンテナです。 ネイティブの QtQuick ウィンドウコントロールに基づいて、任意の Window、ApplicationWindow などにマウントできます。RinUI では、手動操作なしで自動的にマウントされます。

このようにフロートレイヤーマネージャー (FloatLayer) を使用できます：

構造

Item (FloatLayer)
 ├── ColumnLayout (TopLeft)
 ├── ColumnLayout (Top)
 ├── ColumnLayout (TopRight)
 ├── ColumnLayout (BottomLeft)
 ├── ColumnLayout (Bottom)
 └── ColumnLayout (BottomRight)

Position

Position は、フロートレイヤーの表示位置を定義するために使用される列挙型で、 以下のオプションを提供します：

• TopLeft：左上隅
• Top：上部中央
• TopRight：右上隅
• BottomLeft：左下隅
• Bottom：下部中央
• BottomRight：右下隅

メソッド

createInfoBar(options: object)

createInfoBar 関数は、フローティングレイヤーにインフォバー (InfoBar) を作成するために使用され、パラメータとして options オブジェクトのみを受け付けます。このオブジェクトには以下のパラメータを含めることができます：

パラメータ	型	デフォルト値	説明
title	string	""	通知タイトル
text	string	""	通知内容
severity	Severity	Severity.Info	列挙型の通知レベル。Info、Success、Warning、Error を提供します
timeout	int	1500	自動クローズ時間 (ms)
position	Position	Position.Top	表示位置
closable	bool	true	手動でクローズできるかどうか

createCustom(component: Component)

createCustom 関数は、フローティングレイヤーにカスタムコンポーネントを作成するために使用され、パラメータとして component オブジェクトのみを受け付けます。

以下の例を参照できます：

Button {
    // カスタムコンポーネント
    Component {
        id: customInfoBar
        InfoBar {
            timeout: 2000
            severity: Severity.Success
            title: qsTr("CUSTOM")
            text: qsTr("This is a custom InfoBar")
            customContent: [
                Button {
                    text: "Custom Button"
                    onClicked: {
                        floatLayer.createInfoBar({title: "InfoBar", text: "Clicked!"})
                    }
                }
            ]
        }
    }
    
    text: qsTr("Popup a custom InfoBar")
    
    // アクション
    onClicked: {
        floatLayer.createCustom(customInfoBar)
    }
}